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ME機器のアース設置について

 

ME機器は、3Pコンセントで。       
2Pコンセントは3Pへの変換工事を。      
機器のアース端子は等電位化接地端子です。 

 医用電気機器(以下ME機器)は、3Pコンセント以外では使ってはいけません。もし、2Pコンセントしかなく2P−3P変換プラグを使用している場合は、できるだけ早い機会に3Pコンセントの設置工事をしなければなりません。      

 新しいME機器のアース端子(等電位化接地端子)は、通常の保護接地用ではありません。等電位化接地のためのアース端子です。 



医用電気機器のアースについて

 商用電源から電源をとるME機器は、必ず保護接地をして(アースをとって)使用しなければなりません。これは、JIS T1001(医用電気機器の安全通則 1992年)による規則です。
 厳密には、1級機器(クラス1機器)がこのように規定されており、2級機器(クラス2機器)には使用上の設備による制限はありませんが、現在2級機器はほとんど使用されていませんので、実質的にはすべてのME機器を使用する際にはアースをとらなければならないと考えてよいでしょう。  なお、バッテリで使用している内部電源機器は商用交流に接続されていませんので、アースをとる必要はありません。

 

医用差込プラグと医用コンセントについて

 このようなこと(すなわち必ずアースをとって使うという状態)を実現するために、現在のME機器(商用交流に接続される機器)には、必ず「接地極つき2Pプラグ」(いわゆる3Pプラグ)が使用されています。これは、JIS T1021(医用差込接続器)で「医用差込プラグ」として規定されています。一方、医用室のコンセント側は、JIS T1022(病院電気設備の安全基準)で、「医用コンセント」として「接地極つき2Pコンセント」(いわゆる3Pコンセント)の設置が義務づけられています。
 なお、医用室とは、医療行為としてME機器を使用する部屋すべてのことで、病院等でME機器を使う場合は例外なくこれに該当します。したがって、医療環境でME機器を使用する時は、機器側の3Pプラグを3Pコンセントに接続するという以外の使用法は本来ありません。

従来の方法について

 しかし、病院施設によってはまだ3Pコンセントがすべての医用室に設置されていないところがあります。こうした場合、これまで、2P−3P変換プラグを使用して2Pコンセントに接続し、アースは機器背面等に付いている保護接地端子(アース端子)に保護接地線(緑色で黄色の縞模様)を繋いで別途にとる方法がとられていました。これは本来正しい方法ではありませんが、病院設備の現状から黙認されていました。

今後のME機器について

  上記JIS規格は、この内容が確認されてから10年が経過し(1987年確認)、病院設備の更新も進んだことから、最近発売になった機器からは「保護接地端子」は設けず、「等電位化接地端子」に変更しています。今後の機器はすべてこのように変更される予定です。

等電位化接地端子について

 心臓カテーテル検査室、ICU、CCU、胸部手術室の4つの医用室では、ミクロショックの防止のために、保護接地を1点でとる等電位化接地を行わなければなりません。  3Pコンセントが1個所に多数設けられた接地センタがあり、そこで電源接続と同時に等電位化接地が実現できる場合はこの条件を満足できます。しかし、やむを得ず電源コンセントを分散しなければならず3Pコンセントでは等電位化接地が実現できない場合は、別途接地線を用いて1点接地を行う必要があります。したがって、ME機器には、そのための等電位化接地端子を設けてあります。これは、あくまでも等電位化接地のためのものですので、これ以外の目的では使用できません。



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